起業研究室:24話:中国輸入の利益計算に必要な各項目の詳細説明(これである程度正確な利益が算出可能)

起業研究室

こんにちは。
貫禄屋を経営している家主です。

子供達のため,家族のため,何より自分自身のために起業しようとしています。
まぁ現状はほぼ副業レベルなんですけどね!

そして,大げさな様ですが世の中の役に立つ事業にすることを目標としています。

現在は色々な事業を提案してはみるももの上手く行かず撤退⇒新たに事業を提案といった事を繰り返しています。

新しく始めるのは難しいとも感じていますが,諦めが悪いので動き続けています!
そんな悩みや希望が入り乱れながらですが,取り組んでいる事や,何かしら登録・申請した手順などを紹介します!

ちなみに,貫禄屋の経営と言ってもこんな感じ↓

①このブログで表示されている広告をクリックしてもらうと入ってくる20円ばかしの収益
 ※まだ現金化出来ていない。
 ※誰か広告に興味持ったらクリックして家主に20円ください!

②物販ビジネスを始めようとしている。(“始めた”でも良いんですかね。。)
 ※4月9日に取り扱う商品が決まりました!
 ※次はサンプルの取り寄せのために,代行会社を決めていきます!

本題です。

前回の記事で“利益計算する際に必要な項目一覧”について書いていますが,各項目の意味が分からなすぎだと思います。
実際に利益計算しようとすると途端に手が止まるのです。

まずは復讐からですが,利益計算では下記の項目が必要となります。

利益 = (a)販売価格 ー (b)仕入れ代金 ー <販管費>

<販管費>

(c)中国国内送料
(d)国際送料
(e)輸入関税
(f)輸入消費税
(g)代行手数料
(h)Amazon販売手数料
(i)Amazon出荷手数料(FBAからの出荷料)


一つずつ説明していきます。

(a)販売価格

これは自分で設定しますが,商品リサーチ・市場分析をする際に参考にした商品があるはずなので,その商品の販売価格と同じにしたら良いです。

(b)仕入れ代金

これは商品原価ということです。

Google Chromeの拡張機能であるAliPliceというツールを利用します。
Amazonの商品ページの画像から1688.com(中国国内用のアリババのWEBサイト)に同じ商品があるか確認します。
同じ商品でなくても,似たり寄ったりの商品があればその原価を確認します。

ちなみに,中国では通貨の単位は元ですが,記号としては“¥”を使います。
日本円の記号と同じなので間違いやすいです。

ザックリですが,1元=20円くらいです。
正確な値は為替レートを確認してください。

AliPliceの設定画面で通貨を日本円として設定しておけば検索結果で表示される商品の価格も日本円にすることができます。

(c)中国国内送料

この中国国内送料は全体の費用からすると小さいということで,ネットで探してもなかなか出てきません!
唯一見つけたサイトにあった情報としては下記ということでした。

“5万円分の仕入れで約500円”

と言うことで,家主は商品リサーチ時にまとめているExcelファイルでは下記の計算式を設定しています。

中国国内送料=仕入れ代金×(500÷50000)

(d)国際送料

この国際送料が販管費としては一番ウェートが大きくなります。
まぁAmazonの販売手数料とFBAの出荷手数料に比べると小さいとも思いますが。

そして,この国際送料は明確な値を出せません!

何でかと言うと,国際送料はダンボール1箱に対する送料だから。

難解なのが,自分が扱う商品がダンボールに何個入るの?という。。
これがハッキリと分からないのです。

何度も同じ商品を輸入すればハッキリしてきますが,一番最初に輸入する場合は想定で進めるしかありません!

160サイズのダンボールを想定して,何個入るのか?を考える必要があるということです。

例えば,下記の160サイズのダンボールを使うとします。

高さ50cm × 幅50cm × 奥行き60cm

そして,下記のサイズの商品を扱うとします。

高さ50cm × 幅40cm × 厚み10cm

ダンボールの奥行き方向に厚み10cmの商品を配置すると考えると商品が6個入ります。

6個入るのかな?と思いきや,幅方向に10cm空いているので,まだ商品を入れる隙間がありますね。
と言うことで,あと1個商品を入れ込むことが出来るので7個入りそうです。

でも,これは机上での計算。
実際に厚みが10cmだったとしても,それが60cm幅の段ボールに6列分本当に入りますか?というのは実際にやってみないと分かりません!
あまりにぎゅうぎゅう詰めすると商品の箱が傷ついてしまう事にもなります。

箱って結構重要ですよね。
ボロボロの傷ついた箱で商品が届くとちょっとテンション下がりますもんね。
なので,もしかしたらそう言ったことを考慮された結果,思っていた個数が入っていない可能性も出てきます。

そうなると,利益計算で大きなウェートを締める国際送料が違ってきて,利益に影響することになります。

さらに!①

国際送料には“実重量”と“容積重量”という考え方があります。

“実重量”

実際の重さのことです。

“容積重量”

容積重量は下記の計算式で計算します。

容積重量kg=高さcm × 幅cm × 奥行きcm ÷ 5000

“実重量”と“容積重量”を比較して,重い方を採用することになります。

例えば,こんな感じです。

160サイズ(高さ50cm × 幅50cm × 奥行き60cm)の重さ10kgのダンボール

“実重量”=10kg

“容積重量”=50cm × 幅50cm × 奥行き60cm ÷ 5000=30kg

“容積重量”の方が重いので国際送料で考慮されるのは1箱30kgということになります。

そして,輸送費は代行会社によって異なります。

おおよそですが,1kg=22元くらい。

となると,国際送料はダンボール1箱で

30kg×22元=660元

日本円に換算すると1元=20円程度なので20円と仮定すると

660元×20円/元=13,200円

となって,ダンボール1箱を輸入するのに13,200円かかる計算になります。
上記の例で1箱のダンボールに商品が7個入ったとすると1つの商品に付き

13,200円 ÷ 7個 = 1,885.7円/個

これが1箱のダンボールに商品が6個入ったとすると1つの商品に付き

13,200円 ÷ 6個 = 2,200円/個

これが1箱のダンボールに商品が5個入ったとすると1つの商品に付き

13,200円 ÷ 6個 = 2,640円/個

1箱の段ボールに商品が7個入る場合と5個しか入らない場合だと1つの商品に付き

754.3円も差が出てくる事になります。

さらに!②

上記の国際送料は航空便の場合となります。
船便の場合は輸送時間がかかりますが,国際送料としては1/3程度になるんだそうです。

急がない場合は船便で良さそうですね。

(e)輸入関税

また面倒くさい考え方が続きますが。。
輸入関税にはCFI価格という考え方があります。

CFI価格=商品原価+国際送料+保険料(保険をかけた時のみ)
※1,000円未満は切り捨て

これに関税率をかけたモノが輸入関税となりますが,個人輸入と商業輸入の場合で異なります。

<個人輸入>

個人輸入の場合,CFI価格の6割に対して関税がかかります。

輸入関税 = CFI価格 × 0.6 × 関税率

輸入関税 =(商品原価+国際送料+保険料(保険をかけた時のみ)) × 0.6 × 関税率
※100円未満は切り捨て

さらに!

課税価格が1万円以下の物に対しては非課税になります。

例えばCFI価格が16,666円の場合

16,666円×0.6=9,999.6円 ←これが課税価格

となって,1万円以下になるので非課税となります。
ちなみに,どうやらサンプルを輸入する場合はこちらが適用されるようです。

商業輸入

商業輸入の場合,CFI価格の100%に対して関税がかかります。

輸入関税 = CFI価格 × 1 × 関税率

輸入関税 =(商品原価+国際送料+保険料(保険をかけた時のみ)) × 1 × 関税率
※100円未満は切り捨て

さらに!(いや,ほんと細かすぎて心が折れそうです。。)

“簡易税率”と“実行関税率”

関税率は少額輸入かどうかで異なります。

“簡易税率”

少額輸入とは“総額20万円以下の場合”となって,簡易税率が適用されます。
これは税関のホームページに載っているので参照してもらう方が良いですね。

少額輸入貨物の簡易税率 : 税関 Japan Customs

<“実行関税率”>

“総額20万円を超える場合”は実効関税率が適用されます。

これは税関のホームページに載っているので参照してもらう方が良いですね。

実行関税率表(2023年4月1日版)

でもこの表は種類がたくさんあって分かりづらい!
ということで,大体の商品は10%〜15%の関税がかかるということで,家主は関税で13%かかるとしてExcelで自動的に算出できるようにしています。

(f)輸入消費税

これは簡単で下記となります。

“商品原価 + 国際送料 + 輸入関税”に対して”一律10%”

(g)代行手数料

これはどの代行会社を使うかで変わってきます。
家主が調べているところではOEMも考慮すると13%程度かかる見込みです。

(h)Amazon販売手数料

これは“amazon seller central”で公開されている“料金シミュレーター”というツールがあります。
自分が扱う商品の基になった商品のASINを使う事でAmazon販売手数料が分かります。

同じ(ような)商品なので,同じ手数料という考え方です。

(i)Amazon出荷手数料(FBAからの出荷料)

これは“amazon seller central”で公開されている“料金シミュレーター”というツールがあります。
自分が扱う商品の基になった商品のASINを使う事でAmazon出荷手数料(FBAからの出荷料)が分かります。

同じ(ような)商品なので,同じ手数料という考え方です。


ということで,今回紹介した項目をフル活用し,利益を計算してけば“だいたい”良い線の利益が出せます!

まぁ家主はまだまだこれからなので,今現在,こういった考え方を基にして進めているということになります。

おしまい。

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