起業研究室:18話:“売れる・利益の出る商品”のリサーチを開始した件③(利益計算編)

起業研究室

こんにちは。
貫禄屋を経営している家主です。

子供達のため,家族のため,何より自分自身のために起業しようとしています。
まぁ現状はほぼ副業レベルなんですけどね!

そして,大げさな様ですが世の中の役に立つ事業にすることを目標としています。

現在は色々な事業を提案してはみるももの上手く行かず撤退⇒新たに事業を提案といった事を繰り返しています。

新しく始めるのは難しいとも感じていますが,諦めが悪いので動き続けています!
そんな悩みや希望が入り乱れながらですが,取り組んでいる事や,何かしら登録・申請した手順などを紹介します!

ちなみに,貫禄屋の経営と言ってもこんな感じ↓

①このブログで表示されている広告をクリックしてもらうと入ってくる20円ばかしの収益
 ※まだ現金化出来ていない。
 ※誰か広告に興味持ったらクリックして家主に20円ください!

②物販ビジネスを始めようとしている。(“始めた”でも良いんですかね。。)
 ※開業届を出したので個人事業主になりました!
 ※輸入代行業者さんの利用申請を進めます!
 ※売れて利益が出る商品をリサーチ中です!

本題です。

前回の記事ではリサーチする際に使うと便利なツールについて紹介しました。
今回の記事では“利益計算”について書こうと思います。

物販する場合,“売れる・利益の出る商品”を扱う事が重要となります。
なので,仕入れる前に利益がちゃんと出るのか?をきちんと把握する必要があります。

利益計算をする際に必要となる項目はざっと以下となります。

①販売価格      ・・・販売価格なので自分で設定
②商品原価      ・・・前回の記事で紹介したアリプライスで判明した商品原価
③Amazon販売手数料 ・・・前回の記事で紹介した料金シミュレーターを使います。
④Amazon出荷手数料 ・・・前回の記事で紹介した料金シミュレーターを使います。
⑤国際送料      ・・・ここはかなりややこしい。。
⑥輸入関税      ・・・ここはかなりややこしい。。
⑦輸入消費税     ・・・一律10%
⑧代行手数料     ・・・代行会社に支払う検品などの手数料(代行会社によって様々)
⑨中国国内送料    ・・・割合としては小さいので無視でもOK
⑩Amazonその他   ・・・FBAを使った場合の月額保管料金等(利益計算時には省いてもOK)

以下の項目はツールなどを使うことで把握可能です。

①販売価格      ・・・販売価格なので自分で設定
②商品原価      ・・・項4のアリプライスで判明した商品原価
③Amazon販売手数料 ・・・この項目のために料金シミュレーターを使います。
④Amazon出荷手数料 ・・・この項目のために料金シミュレーターを使います。
⑦輸入消費税     ・・・一律10%

一方,把握出来ていない費用としては下記となります。

⑤国際送料      ・・・ここはかなりややこしい。。
⑥輸入関税      ・・・ここはかなりややこしい。。
⑧代行手数料     ・・・代行会社に支払う検品などの手数料(代行会社によって様々)
⑨中国国内送料    ・・・割合としては小さいので無視でもOK
⑩Amazonその他   ・・・FBAを使った場合の月額保管料金等(利益計算時には省いてもOK)

ただ,⑨中国国内送料は割合として小さいので無視可能とのことで,無視します。
⑩Amazonその他費用は全体にかかる費用ですが,ここでは考えなくても良いそうです。

となると残った⑤,⑥,⑧を明確にしていけば概算ですが,そこそこ制度の良い費用が分かる事になります。

一つずつ確認していきます。

⑧代行手数料

まずは比較的分かりやすい代行手数料からです。

⑧代行手数料は代行会社に聞くしかないので大体の費用を設定しておくのが良いんだそうです。
代行会社によって手数料は異なりますが,こんな式で代行手数料を設定しているところが多いようです。

“商品代金 × 〇%”

輸入代行業者によって手数料の設定は異なりますが、0%~10%程度のようです。
ちなみに,家主が使おうと考えている代行業者さんは“CiLEL”というところです。

ここは調べてみると結構優良な業者さんのようです。

“CiLEL”の料金体系

一般会員:月額利用料が無料+代行手数料8%(3万円未満は一律3,500円)
PS会員:月額利用料13,000円+代行手数料6%

まずは月額がかからない一般会員として利用してみようと考えています。
となると,⑧代行手数料は“商品代金 × 8%”となります。

これで代行手数料を算出することが出来そうです。

残るは⑤国際送料と⑥輸入関税の2項目。
これがなかなかややこしいのです。。

⑤国際送料

この国際送料は計算結果と実際の費用に差が出やすい項目になります。

国際送料では商品の重量が関係してきます。
そして,その重量には実重量と容積重量の2種類があります。

実重量

実際に商品を入れたダンボールを重量計に乗せた時の重量

容積重量

ダンボールが占める空間に対する重量
容積重量を算出するには下記の計算式を使います。

容積重量[kg] = 幅[cm] × 高さ[cm] × 奥行き[cm] × 5,000[kg/cm3]

例えば,160サイズのダンボールの場合を例にしてみます。

下記の寸法の160サイズのダンボールを例にします。

幅  :50cm
高さ :50cm
奥行き:60cm

容積重量[kg]=50cm×50cm×60cm×5,000kg/cm3

容積重量[kg]=30kg

となります。
160サイズのダンボールで30kgってかなり重たいですよね。
なので,実重量と容積重量だと,大体の場合,容積重量が採用されるようです。

こうやって算出された容積重量[kg]に運賃[円/kg]を掛け合わせると国際送料が出ます。
ここは代行業者さんによって違いが出るようですが,CiLELでは22[元/kg]だそうです。

30kg×22元/kg=660元

2023年3月末時点での為替レートでは19.1[円/元]のようなので。。

660元×19.1円/元=12,606円

160サイズのダンボールを1箱送ると,国際送料として約12,600円かかる事になります。

なんだ!ちゃんと計算で出せるじゃないですか!と思いますが,ややこしいのはここから。

“輸入対象の商品が160サイズのダンボールに何個入るのか?”

ここです。

ここがハッキリと分からないので,想定している個数と倍半分違うと1個当たりの国際送料が倍違ってくることになります。
国際送料は輸入に関する費用の中ではかなり大きな金額を占めるので,利益計算が狂うことになります。

例えば,160サイズのダンボールに10個入る想定の場合,1個当たりの国際送料は1,260円になります。

しかし,実際に入ったのは50個だった場合,1個当たりの国際送料は倍の2,520円になります。
1,260円も違ってきたりします。

1個4,000円の売値だった場合,国際送料を引いて2,740円が残るのか,1,480円残るのかの違いが出てきます。
ここから商品原価や関税といった他の販売管理費を引く必要があります。

すると,利益がプラスどころかマイナスになってしまう事になりかねません!
何のために輸入物販ビジネスをしているのか分からなくなります。

ということで,なかなか想定が難しい,この国際送料。
それでもある程度の想定をして利益がマイナスにならないように気をつける必要があります。

⑥輸入関税

上でも書いてましたが,ここもかなりややこしいです。

まず,個人輸入(自分で利用するために輸入)と,商用輸入(販売目的で輸入)とで話が変わってきます。

個人輸入と商用輸入で共通する内容を先に書いておきます。

・関税   :100円未満は切り捨て
・CIF価格:“商品原価+国際送料+保険” & 1,000円未満は切り捨て

個人輸入の関税の計算式

個人輸入と商用輸入とでは異なる計算式となります。
具体的には,個人輸入はCIF価格の60%が課税対象となって,下記の計算式となります。

関税=(CIF価格×60%) × 関税率

ちなみに,個人輸入の場合のみですが,CIF価格が1万円未満の場合は免税となります。
具体的にはCIF価格が16,666円の場合に免税となります。

16,666円×60%=9,999.6円 ←課税対象金額が1万円を下回っているので免税となります。

商用輸入の関税の計算式

個人輸入の場合はCIF価格の60%が課税対象でしたが,商用輸入の場合はCIF価格の100%が課税対象となります。

なので,下記の計算式となります。

関税=(CIF価格×100%) × 関税率

さらにややこしいのが,関税率がCIF価格によって変わるというところ。

CIF価格が20万円未満だと簡易税率が適用され,20万円以上だと一般税率(正式には“実行関税率”と言います)が適用されます。
これは個人輸入でも商用輸入でも同じです。

簡易税率

輸入する商品代金が総額20万円未満の場合に適用されます。
7種類の税区分があります。

税率は税関のホームページから確認できます。

少額輸入貨物の簡易税率 : 税関 Japan Customs

1~3:酒類,ソース,コーヒーといった飲食系と,なめした毛皮等 扱わないと思うので割愛!

4:衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く)等 10%
5:プラスチック製品、ガラス製品、卑金属(銅、アルミニウム等)製品、家具等 3%
6:ゴム、紙、陶磁製品、鉄鋼製品、すず製品 無税
7:その他のもの 5%

一般税率

輸入する商品代金が総額20万円以上の場合に適用されます。
9,000種類もの税区分があります。

簡易税率は7種類しか区分がないので大分違いますね。

税率は税関のホームページから確認できます。

輸入統計品目表(実行関税率表)

長々と書きましたが,利益計算する際はこういった費用をちゃんと把握しておかないと利益が出ない事になりかねないようです。

“売れる商品”をリサーチして,ちゃんと“利益が出るか確認”していく。

ビジネスを成功させるためには必須となるので,家主もここは気合を入れて取り組みたいと考えています。

Excelとかで入力する項目を絞っておけば,漏れなく利益計算することが出来ると思います。
家主はExcelに上記で上げた項目を追加し,ポイントとか,税関のリンクを貼ったりすることで作業効率を高められるよう工夫しているところです。

まだまだ慣れてないどころか,実際に輸入できてもないですが,想定できる所は想定して輸入物販ビジネスを進めることにします。

おしまい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました